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社労士の試験に合格した方は、そのまま合格になると思われがちですが、
そのではなく、労働社会保険諸法令に関する厚生労働省令で定める事務に従事した期間が
2年に満たないもの(実務経験が2年ない方)などは社労士の実務講習を受けることで
実務経験を有するという扱いとして登録を行うことができるようになります。
実務講習の流れは、通信講座が4ヶ月間と面接指導が4日間の組み合わせによって
行われる講習です。社労士の実務講習には費用などもかかるので、開業を予定にしている
場合には、事前の資金に講習費用や交通費用などもいれておかなければなりません。
実際に実務講習で行う内容は、
(1)労働基準法及び労働安全衛生法
(2)労働者災害補償保険法
(3)雇用保険法
(4)労働保険の保険料の徴収等に関する法律
(5)健康保険法
(6)厚生年金保険法
(7)国民年金法
(8)年金裁定請求等の手続
となります。
通信指導過程は、教材などを自己学習で学び、研究課題をレポート形式によって
報告し、添削されるという内容になっています。
面接指導に関しては、講義形式によって4日間(1教科3時間)で実際に対面で
実務講習が行われます。
実務経験がない方にとっては、2年間の実務なしで登録を行う条件が満たされる
ということで、朗報ではないでしょうか。ただし、受講料金として
70000円がかかるので、ある程度の費用は必要になってくるようです。
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